今回はひまわり証券が提供している「ループ・イフダン」に関して解説していきます。
ひまわり証券は日本におけるFX取引のパイオニア的な存在なため、FX業者として信頼感が抜群です。というのも、日本で初めて個人投資家向けにFXサービスを開始したことで有名だからです。
老舗でありながら自動売買にも対応しており、FXをさまざまな角度から実践できる証券会社です。
ループ・イフダンの基本情報
項目 | 内容 |
運営会社 | ひまわり証券 |
サービス名 | ループ・イフダン |
取引通貨 | 24種類 |
最小取引単位 | 10,000通貨単位 |
取引手数料 | 1,000通貨あたり20円(南アランド、メキシコペソ/円のみ1万0,000通貨あ当たり20円) |
口座維持管理費 | 無料 |
手動決済 | 可能 |
スマホアプリ | あり |
サポート | あり
電話(平日の9:00~17:00)、メール |
ある一定の値幅で繰り返し利益を狙うリピート型のプログラムではなく、相場変動に追従して新たな注文条件を出し続ける自動売買ツールです。トレンドやレンジに合わせて自動追従してくれるので、最初の設定さえ行ってしまえば他にすることはほぼありません。細かい設定も行えるので、初心者から上級者までご満足いただけます。
ひまわり証券は、初心者に向けた学習コンテンツや毎日のマーケット情報、レポートなどを豊富に用意しています。自動売買だからと言って完全放置していると、リスク管理不足で口座残高を減らしたり、初心者だからと言って学ぶことを後回しにすると相場が急変するタイミングがわからずに大きな含み損を抱えたりしてしまいます。利用する自動売買の能力を最大限活生かすためにも、日々の勉強はマストです。
具体的な投資手順
- 公式サイトより口座開設する
- 入金を行う
- 各項目設定
- 運用開始
上記4つの手順が基本的な運用の流れです。
口座開設がまだの方は、下記リンクよりアクセスできます。
各項目設定について
各項目設定は、以下の3種類から選択できます。
5つの通貨ペアから、取引したい通貨ペアを一つ選ぶ
「ループ幅」を決める 「買い」か「売り」かを決める 「取引数量」と「最大ポジション数」を決める |
取引をループさせたいレンジ幅である「ループ幅」や、売買方法である「買い」や「売り」、そして「取引数量」と「最大ポジション」を決めましょう。
上記のように初心者でも迷わずに設定することができます。
ループ・イフダンのメリット
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上記がループ・イフダンのメリットになるので、順番に見ていきましょう。
教育コンテンツやツールが豊富
コンテンツ名 内容
ひまわりFX Eveningチョイス
その日の夜に役立つトレードに関する経済情報やトレードポイントを、10分間にまとめて解説してくれるFX情報番組 ひまわりFX Lessonチョイス FXの基礎知識や取引ツールの使い方、知って得するテクニックなどを数分間の動画で解説してくれる動画コンテンツ ひまわりFX Seminarチョイス 各講師が自身の得意ジャンルを活かして、経済の流れやテクニカル、デイトレテクニックなどを解説するWEBセミナー |
上記コンテンツで学習を進めていくこともできます。
また「さきどりテクニカル」というツールも実装されていて、今後の相場を予想してくれるサービスです。テクニカル分析の知識がなくてもチャートの行方を知ることができます。もちろん完璧なものではありませんので、あくまでも参考にトレードを進めてみてください。
老舗という信頼がある
ひまわり証券は1998年に海外ですでに取引が行われていた「FX」に注目し、「個人投資家向けに国内初のFXサービスを開始した業者」として有名です。
これを記念し、2008年から10月8日を「FXの日」として、日本記念日協会に登録されています。
そのためひまわり証券は、先駆的な役割を果たしたFX界のパイオニアといえる存在なので、老舗FX業者として信頼感があります。
※前身は1996年12月創業の「ダイワフューチャーズ㈱」で、2000年11月から社名を「ひまわり証券」に変更しています。
ループ・イフダンのデメリット
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次にループ・イフダンのデメリットを見ていきましょう。
手数料がかかる
ループイフダンの利用料金は無料なので、金銭的な負担は少ないのがメリットになります。
自動売買では、取引するたびに1pipsほど取引手数料が取られる場合も少なくありませんが、ループイフダンなら取引手数料無料で取引可能です。
また、追加でシステムの購入代金などは不要なので、運用する資金を積み立てるだけで大丈夫です。自動で売買してくれるのに、そのシステムを無料で使うことができるので、初心者にも人気が高いのです。
スワップポイント目的では難しい
ひまわり証券のスワップポイントは、業界水準で考えると平均より少し低いくらいです。しかしスワップポイントあくまでもトレードに対するおまけ程度に考えれば良いでしょう。とはいえ自動売買で運用する場合は、常に付き纏ってくる問題でもありますので、慎重に運用していきましょう。
スプレッドは広め
ひまわりFXはスプレッドが業界最狭水準とはいえず、例えば米ドル/円であれば0.1銭、0.2銭といった水準の競争に参戦しているわけではありません。スキャルピングもしくはそれに近い短期トレードがメインになる投資家は、コスト面に注意する必要があります。
ループ・イフダンの注意点
ここではループ・イフダンを実際に運用していくうえで、注意しないといけないポイントを解説していきます。
必ずもうかるとは限らない
これは自動売買を行ううえで絶対に覚えておかなければなりません。自動売買に限らず裁量トレードだろうと完璧なロジックや手法はありません。どんな優秀なトレーダーであろうが、どんなにすごいプログラムであろうが、負けるときは負けます。ループ・イフダンは、簡単に設定できて初心者にもやさしいですが、レンジ相場狙いのリピートトレードです。ですので、単純がゆえに不規則な相場ではなかなか力が発揮できません。
自動売買は初心者で「知識・経験」がなくても運用可能です!とよくうたわれていますが、理解しておかなければいけないポイントがあります。
- よく出てくる専門用語は覚える
- 大きな経済指標は把握しておく
- 自動売買の操作方法に慣れておく
上記は最低でも覚えておきましょう。自動売買は運用開始したらほったらかしにしてはいけません。運用者自身もFXの基本知識を身に付けていき、ともに成長していかなければ勝てるトレーダーになることはないでしょう。
手動で決済してはいけない
含み損を抱えてしまうと決済したい気持ちに駆られるかと思いますが、グッとこらえる忍耐力が必要です。不用意に手動決済してしまうとプログラムのロジックが混乱して、本来の性能を発揮できません。
「手動で決済しなければ!」と考えるときには、以下の理由が考えられます。
- 証拠金が少なすぎる
- FXを理解していない
- 予期せぬ相場に遭遇している
まず1つ目は単純に資金が足りていないので、適正金額を取引口座に入金して運用しましょう。2つ目はFXの基礎知識が足りていないので、もう少し知識を身に付けてから挑戦しましょう。FXというのは、絶対に含み損を抱えるタイミングがあります。そのときの動きを理解していないようだと少し厳しいです。3つ目は予期せぬ急変動相場に遭遇してしまった場合です。例えるなら「リーマンショック」が有名でしょう。30円程の値動きがあり自動売買ツールがついていくには難しい相場でした。この場合は手動決済をおすすめしますが、判断が難しいと思いますので、経験が必要になります。
証拠金維持率に気を付ける
ループ・イフダンでは証拠金維持率が、100%切った時点で強制ロスカットされてしまいます。自動売買では設定を行っていなければ、プログラム通りにトレードを繰り返し行います。危険な相場であれば手動で決済を行うか証拠金を意識した設定にすることが大切です。
まとめ
今回はループ・イフダンに関して見てきましたが、内容的にスッキリしている印象です。同じループイフダンを提供しているアイネット証券がありますが、まったくの初心者であればひまわり証券をおすすめします。理由は通貨ペアの少なさやFX業界で長い歴史を持つ信頼感からくるものです。
正直FX自動売買ランキングで上位にはいってくるわけではありませんが、抜群の安定感がありコンテンツもトップクラスに提供されています。これからFX自動売買をはじめて、共に成長していきたいのであれば、選択肢の1つとして考えてみてください。
まだ口座開設が済んでいない方は、下記リンクより進むことができます。