スワップポイントが高い通貨ペア:トルコリラ/円(TRY/JPY)
次に紹介するのは、高金利通貨の代表格として有名な通貨ペアであるトルコリラ/円です。英語表記では『TRY/JPY』です。


こんな疑問を持っている方も多いと思います。そんな方のためにトルコリラについて、解説していきます。
トルコリラについて詳しく解説!2023年1月時点で金利9%
トルコリラの政策金利は2023年1月時点で9%と高金利通貨です。スワップポイント運用に適した通貨の1つです。
2014年頃から日本のFX会社が、トルコリラ/円を取り入れたことで、その名は広く知られるようになり、投資家からの人気が年々上昇してきました。
長期のマイナス金利政策によって、日本の金利はー0.1%という状態ですので、日本人投資家は銀行預金は控えて、トルコリラの長期保有は投資の選択肢として注目を集めてきました。
投資家は、トルコリラ/円の買いポジションを長期に保有して、スワップポイントを得ていました。
しかし、トルコリラの金利はかつては、19%まで上昇したこともありましたが、ここ10年は金利がずっと下がっている状況です。今後10年もトルコリラ安が継続する可能性が高いと言えるでしょう。
トルコはどんな国?トルコの経済状況は?
この通貨が流通しているトルコは、地中海に面しています。製造業が発展し、工業製品を輸出などをヨーロッパのEUや、アラブなどの中東地域に、輸出し拡大してきました。また、総人口の半分が32歳以下という若い世代が多い国でもあります。地理的にも観光業にも力を入れています。
安定していたトルコの情勢でしたが、インフレに対する政府の対応とコロナウイルスの蔓延により、トルコリラが暴落してしまいます。
トルコリラは一時、6円台まで暴落しました。その後、トルコリラは回復の兆しを見せていますが、まだまだ先行きは不透明です。

トルコは、主にトルコ経済を支えている観光関連収入やサービス収入がなければ立ち行かなくなるからです。
トルコリラが上昇する要因は今一つの状況下の中、今後の見通しは最安値付近で持ち合い相場を形成する、もしくは今後もトルコリラの金利が下がる可能性が高いです。
FX初心者におすすめの高金利通貨はどれですか?
高金利通貨で有名なのは「トルコリラ」だと思いますが、政治不安が大きく2021年12月には7円を割る場面も見受けられました。
そのため、比較的ゆるやかな上昇トレンドを形成している「メキシコペソ」からチャレンジするのがよいでしょう。
初心者におすすめの通貨ペアは、「FX初心者におすすめの通貨/おすすめできない通貨」で解説しています。
トルコリラなどの高金利通貨を低リスクで運用する方法はありますか?
高金利通貨ペアをリスクを減らして、安定して運用するには、複数回に分けてポジションを持つ方法がおすすめです。
毎月、同じ日に買いポジションを同じ玉数で持つことで、高値掴みのリスクを下げられます。
購入タイミングを考えるのが面倒な場合には、自動で買い付けてくれる「FX積立」を利用するのも一つの手です。